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内感覚について

【2022年9月11日配信】

”感覚”と一口に言っても、

多くの人は、たぶん五感を思い浮かべると思います。

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)は、
いずれも身体の外からの情報を処理する器官です。

ですが、アレクサンダー・テクニークや
『Grace of Sense』などで学んでいるのは、
五感はもちろんのこと
「内感覚」と呼ばれる身体の内側の感覚です。

「内感覚」は、身体の位置関係、
例えば、頭と手がどのくらい離れているか、

あるいは、身体の幅がどのくらいあるのか、
といった大きさ、
などを知覚します。

先週、「動きのトリートメント」の練習会の
ヒントにさせていただいた方のクラスを
代行する機会がありました。

全く同じにはできないので、
きっとこういうことがお伝えしたいのだろうと思う
私なりの言い回しでリードしました。

参加者のおひとりが、
根っこをイメージすると、身体が固くなって
動きづらさを感じました。
と、フィードバックしてくださいました。

それも氣づきであり、
学びのプロセスなので、
教える側も学ぶ側も
何かを間違えたわけではありません。

ただ、
五感しか認識できていないと、
多くの人がやっていることを
”感じ取ろう”として
努力してしまいます。

注意を向けた部分の”筋肉を緊張させ”、
その筋緊張を感じることで
確認しようとするからです。

しかも、無意識に・・・。

内感覚が使えるようになってくると、
そのような手掛かりを
求めるは必要なくなります。

もっと微細な感覚を受け取ることが
できるようになるからです。

★★★今回のホーム・ワーク★★★
内感覚は、

私たちの身体の大きさや、
今、どんなかたちをしているか、
を認識します。

今週は、毎日行う活動のなかで、
ふと立ち止まり、
ご自身の大きさや形に
注意を向けてみましょう。

氣が向いたとき、でも良いですが、
歯を磨いているとき、
座って食事をしたり、
お茶を飲んでいる時、

など、何かひとつを選んで
比較してみるのもいいですね。

注意を向け、
ただ氣づくだけ、

あるいは身体に問いかけ、
言葉ではない答えを
身体から聞こうとする

繰り返すことで、
その感覚は目覚めていきます。

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