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内臓も私たちを支えてくれています

【2022年4月16日配信】

ブルース先生がかつてワークショップで
こんなことをおっしゃっていました。

『私には何も支えがない・・・』などと
言う人がいるけれど、
大地は常にみなさんを支えていますよ、と。

そう言われて私たちは、
椅子に座っていれば、
頭の重さが背骨を伝って座面まで伝わり、
座面から椅子の足を伝って大地に伝わる・・・

ということを思い出し、
その恩恵をあまり受け取っていなかったことに
氣づかされるのです。

でも、いま私がイメージしたように、
支える仕組みを思うとき、
どうしても骨構造だけになりがちです。

私たちの身体の中で、
実は内臓たちも、
それぞれに別の役割はあるものの
”支える”ことに一役かってくれています。

肋骨の大きさいっぱいにひろがる左右の肺、
その左側下には心臓、
横隔膜で隔たれ、その下に肝臓や胃、
すい臓、脾臓、大腸、小腸などの
内臓は骨盤底まで隙間なく収まっています。

病院で見かけるイラストのように
すごろくのルートのような隙間だらけではなく、

骨盤底から順に互いの上に
ただ休んでいる、そしてさらに上、そのまた上、
と休んで積み上がり、

互いの役目を果たすために
必要な動きを繰り返しつつ、
互いの動きを邪魔しないのです。

横隔膜が上下する動きにも
互いが邪魔をしないので、
つまりは呼吸に合わせた動きにも
内臓全体が一緒に動いているのです。

私もここまではイメージしていましたが、
この内臓たちが支えに一役買っていたなんて、
あまり思っていませんでした。

そして、文字通り内臓は内にあるので、
鏡でも見ることはできないし、
忘れてしまいがちですね。

★★★今回のホーム・ワーク★★★

立っていても、座っていても
内臓は皆さんの胴体の中に
隙間なく収まっています。

そして、私たちが眠っていても
休みなく働き続け、
私たちの命を支えてくれています。

そのことに感謝しつつ、
骨盤底から順に内臓が胴体全体に
あることを思い出してみましょう。

下から順に積みあがりますが、
それぞれの上に休みつつ、
動き続けています。

呼吸の動きにも連動しています。

肺は鎖骨の上、
首の後ろの付け根辺りの高さから

前はみぞおちの辺りですが、
後ろはそれよりさらに下まであります。

お腹のウエストと呼ばれる辺りで
いったん内臓は
身体の前半分だけになりますが、
骨盤のなかで再び後ろまで
いっぱいになります。

おしりのポケット辺り近くまで
内臓が入っているのです。

ぜひ、この内臓たちと共に
セントラル・モービレの動きを
やってみてください。

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