【2022年1月1日配信】
年が明け、2022年が始まりました。
みなさまにとって素晴らしい年となりますよう
心よりお祈りいたします。寅年
『The Use of The Self』は
F.M.アレクサンダーの3冊目の著書のタイトルで、
Useとは「使い方」と訳されたりします。
ブルース先生は、この「Use」という言葉の代わりに
「Treat」を使うそうです。
「Use」つまり使い方は、
実用的であり、機能性/本来の機能を重視している、
それに対して「Treat」は、
もてなす、手厚く扱う、というような
日本語に訳されるように
”優しさ”や”愛”がそこに含まれているようだから、と。
これを聞いたとき、
私との大きな違いと、そして
私に大いに必要な在り方だと感じました。
なぜって、
実用的なことが大好きな私、
それって、何の役に立つの?
それって、何か意味があるの?
それって、何かに使えるの?
という発想が、けっこう根底にあります。
だから、身体が機能的にどのようになっていて、
それを知ることだけで、こんなに動きが変わる!
ってスキル/教え方も大好きです。
でも・・・、
ブルース先生のワークやワークショップ、
そして
『Grace of Sense』の中では
この「Treat」という発想が大きな要素を
占めていることを強く感じます。
自分を価値あるものとして、扱う。
自分を愛情を込めて、扱う。
自分を大切なものとして、扱う。
そう思うだけで、
何かが変わることを感じられるでしょうか?
★★今回のホーム・ワーク★★
みなさんが、
手で触れることが出来るものを、
愛おしいものであるかのように
触れてみてください。
可愛がっているペットを撫でるような感じで、
コーヒーカップや、
携帯電話を撫でてみると、
あるいは、
手で包んでみるだけでも良いのです。
スキルやテクニックではなく、
ただそう思う、ということが
どれほど皆さんの状態に影響するのかを
感じ取れますか?
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