【2022年3月19日配信】
『Grace of Sense』の中で扱う
「常にそこに在るもの」の一つに
”Space”があります。
私たちの内、間、周囲にあるSpace(スペース)
との関係性が変わると、
感覚でとらえられるものが変わり、
反応の仕方や選択に影響します。
周囲にあるSpace(スペース)を空間、
人と人の間にあるSpace(スペース)が人間、
と捉えるとしたらどうでしょう?
近年多くの場合、人間というと
いち個人を指して使われています。
でも、ウィキベディアで調べると
人間とは、
「人のすむところ。世の中。世間。
人が生きている人と人との関係の世界。etc.」
と書かれています。
そして、日本人は殊に
この人と人との間の「間/ま」を
大切にしてきました。
人と人の間にある「間/ま」を
感じることができるからこそ、
時に日本人の欠点のように言われる
「忖度」し、
「同調圧力」を感じることができたのです。
そして本来は、
ひとり一人が違った「間/ま」で、
違った個性を発揮したとしても、
その違いを認め合いながら、
「間/ま」を取り、
調和することができたのです。
ポストコロナ時代、
この「間/ま」を感じ、
適切な「間/ま」を取り、
調和する力こそ、
とても重要になると私は感じています。
★★★今回のホーム・ワーク★★★
自分の周りに
卵型のスペースをイメージしてみてください。
卵の形の空間の中に座っている、
あるいは立っているイメージです。
大きさは自由に、
いろいろと試してみてください。
それは単なるイメージだけれど、
立体的に前も後ろも上も下も
あらゆる方向に
スペースがあると思うことで、
なぜか、
ご自身のバランスに変化が起きてきませんか?
意識が前ばっかりに偏っている場合は、
前後のバランスが取れたり、
頭が前に傾きがちならば、
頭と胴体の関係性やバランスが変わったり、
自分の意識の欠けがちな方向が
実感できたり、という具合に。
そして、誰かと一緒にいる時に、
その卵型のスペースをイメージすると
何かが変わりますか?
私たちは、いろんな刺激によって、
自分の周りのこのスペースを狭くし、
結果として自身を緊張させていたりします。
自分の周りのスペースをイメージすることで、
自分の内側のスペースや
緊張度合いが変化することに氣づきますか?
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