【2022年10月15日配信】
アレクサンダー・テクニークは、
西洋生まれのものなので、
椅子から立つ、座るはあっても、
正座する、正座から立ち上がる・・・
というレクチャーはありませんでした。
でも、ここは日本ですから、
ときどき話題になったり、質問されたりします。
私は、ハンズ・オン・ワーク・・・とは
少し違うかもしれませんが、
こうやって座ったらいいのでは、という状態を
体験していただくことはできますが、
どうやってそれを自分でしていただければいいのか、
正直、わかりませんでした。
ほとんどの方が、正座した状態で
これなら長く座ってられそう、とはおっしゃいますし、
正座からすっと立ち上がることもできます。
ただ、
骨盤をいつもより前傾させたような
大げさに言えば
”海老ぞり”したくらいの感覚がするので、
それを下手に”再現”しようとすると
痛みにつながる恐れがあったからです。
今回、私はふと思いついて、
お寺さんが来られた日の朝に
試してみたことがあります。
それは、正座した後、
セントラル・モービレの前後の動きの要領で、
習慣的な体勢より、
”海老ぞり?!”とはいいませんが、
いつもよりは骨盤を前傾させたような
そのまま立ち上がれる感じのする骨盤と脚の
関係性をイメージして座っていたら、
30分くらい座っていても、
まったくしびれなかったのです。
いつもお経が終わった後、
お茶を出すのにビクビクしながら、
ちょっと待ってくださいね…
と言いながら、立ち上がっていたのに・・・(笑)
★★★今回のホーム・ワーク★★★
正座でなくてもよいので、
セントラル・モービレの前後の動きで、
※思い出せない方はこちらの記事にて復習してください。
https://enlighten.jp/central-mobile/
後ろに転がされた後、
今度は前に転がされ、
普通に座った状態のところから、
さらに前にボールが転がされると
思ってみてください。
上記の記事のように、
海老ぞりではないですが、
全体が氣持ちよく反って、
また、再び座った状態くらいに
イメージでボールを後ろに転がされ、
戻ってください。
そうすると、
お腹側が上下に広がった感覚や
もしかしたら
骨盤も含んだセントラル・モービレと
脚と足へのつながりが
より感じられるかもしれません。
そうして
立ち上がってみると、
椅子から立つ、という動作が
いつもと違った感覚があるでしょうか?
コメントを残す